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国内SNSビジネス #1 『モバイルSNS』

各サービスともにモバイル対応が進んできたが、ここでは代表的なSNSをあらためてピックアップしてみる。

◆GREE
「“予想外”のサービスはいらない」--EZ GREEに賭ける両社の思惑
http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20306727,00.htm

モバイル版GREEが大幅リニューアル--EZ GREEと同等の機能を実装
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20316847,00.htm

au公式SNS「EZ GREE」スタートで、GREEはこう変わる
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0611/16/news024_2.html

現在グリーの登録ユーザー数は約35万人(2006年8月の数字)だが、ほとんどがPC版をメインに利用するユーザーだ。「今回の新サービスでは、携帯 “だけ”の人のためのサービスに注力した。携帯のみで利用しているユーザーはまだまだ少数派だが、今後急激に増えるだろう」と田中氏は話す。またGREE には年齢制限がないため、現在20代半ばであるユーザーの平均年齢が下がるだろう、とも予想している。
「携帯のみのサービスを開発するに当たって意識していたのは、SNSに(他の機能を)取り込むのではなく、他の機能にSNS的要素を付けたらどうなるかという考え方。」(田中氏)

KDDIの資本参加を受けて、auの公式SNSとなったGREE。
他の2キャリアのサイトもリニューアルした。ポジショニングとしては、PCに付帯するモバイル、ではなく、モバイルしか使わないターゲットへの訴求を前提としている。
今後GPSとの連携やキャリア公式メニューへのフィードなど、いろいろ斬新な試みがなされてくるだろう。日本はモバイル先進国なので、ここで培った技術はグローバルに移植することも可能だろう。そろそろ海外進出(?)も視野に入ってきているかもしれない。


◆mixi
mixi、モバイルメッセージ機能を全会員に提供。携帯電話での入会も対応
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/16032.html
ミクシィは、SNS「mixi」の機能拡充を12月に実施すると発表した。12月2日より有料会員以外でも携帯電話からメッセージが送受信できるようになるほか、12月4日からは携帯電話からの入会も可能になる。

いっぽうSNSでは現在一人勝ちと言われているmixiは、プレミアム会員限定だったモバイルメッセージ機能を全会員に提供することになった。モバイルの需要を喚起する上では、正しい選択だと思う。ヘビー・ユーザーにとっては欠かせないメッセージ機能だが、この機能のためだけにプレミアム会員になっていた層はごく一部のはずだ。
こちらも更なるモバイル・マーケットの拡大に向けて、新たな展開を模索している。
メディアとして広告媒体価値を高めてきたことが、モバイル広告ビジネスにも活きてくるだろう。


◆Any

Any、約5億の増資でSNS事業を本格化。2006年度で80万会員獲得を目指す
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14932.html
「米国で今流行のMySpaceやYouTube、Flickrはすべて外部に公開されたSNS。また、招待制はすでに下火になっている」と海外の事例を紹介した上で、「我々はユーザーが自由に参加でき、インターネットにも公開できる登録制を採用する」とした。
Anyのビジネスモデルは「インターネット広告」「オプション/コンテンツ」「CRMディベロップメント」「システムディベロップメント」の4つを柱とする。

Anyは、元ネットマイルの畑野氏が社長を務め、慶応大学の学生たちのアイディアと商社やVCから集めた豊富な資金をバックに「ビジネスとしてのSNS」を追求している。
こちらは、招待制ではなく登録制。MySpaceなどと同様に「来る者は拒まず」という仕組みだ。
現在は、ユーザー数の急増にインフラ増設が間に合っていないようで、一部機能制限をかけてサービスを提供している。


◆びーぐる
http://www.xgroove.net/sns/
18万人を超える会員(2006/9/15現在)を持つ"ケータイ×PC"SNS。
あくまでもケータイがメインであり、PC版は付帯サービスに過ぎない。
運営するエクスグループは、業界別SNSなどのパッケージ・ソリューションも提供している。


◆Gocco

日本最大級のモバイルSNS 「Gocco」動画対応にパワーアップ!
http://www.gocco.co.jp/press/r_20060927.html
2004年12月にモバイル専用SNS「Gocco」のベータ版を立ち上げました。モバイルならではのSNSを展開し、サービス開始以来順調に会員数を伸ばし、現在約35万人の会員数を擁し、モバイルSNSでは日本最大級の規模を誇り、確固とした地位を築きました。

インデックスグループ、2007年春をめどに中国でSNS事業を開始
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20329147,00.htm
インデックスグループは11月27日、2007年初春をめどに中国でソーシャルネットワーキングサービス(SNS)事業を開始すると発表した。日本で提供する携帯電話向けSNS「Gocco」(http://gocco.jp/)を、中国での拠点会社Skyinfoを通じて展開する。



◆モバゲータウン

成長速度はmixiの倍・9カ月で200万人 携帯SNS「モバゲータウン」の強さ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/24/news027.html
携帯向けSNSが盛り上がりを見せ始めた。今年2月にスタートしたDeNAの「モバゲータウン」は9カ月で200万会員を獲得。10代から圧倒的支持を受け、mixiの倍速以上で急成長中だ。

登録無料のモバゲータウンは、広告モデルで運営している。ゲーム内通貨「モバG」(モバゴールド)がビジネスモデルのカギ。モバGは、アバターアイテムを購入するのに必須で、入会時に300Gもらえるほか、友人を招待したり、広告をクリックしたり、スポンサーサイトに登録したり、提携ECサイトで買い物するともらえる。広告クリックで2G前後、スポンサーサイト登録で50〜300G前後が相場だ。友人招待なら300Gもらえる。
モバGは現状、現金で購入することができないため、貯めるには多く友人を招待するか、スポンサーサイト登録や広告クリック、提携サイトからの購入を繰り返すほかない。「アバターを飾りたい」というユーザーの欲求が、集客と広告収入のドライブになる仕組みだ。

運営は、ビッダーズのディー・エヌ・エー(DeNA)。まさに携帯SNSビジネスモデルの典型的な成功例。ターゲットを携帯ユーザー(ティーン)とし、既存サービスのオイシイところをアレンジした感がある。

他にもモバイル対応済みのSNSはいくつもあるが、豊富なリソース&ユーザー数をベースにモバイルSNSとしてビジネス的な拡大の可能性が見えているのは、現時点ではこの辺りだろうか?
今後は、MySpaceなどのモバイル対応も始まるだろう。
○招待制か登録制か?
○B2Cだけではなく(広告であろうとASPであろうと)B2Bのビジネスとして成立するかどうか?
○トラブル防止のための監視体制ができているかどうか?
○プライバシーに配慮したきめ細かなアクセス制限機能があるかどうか?

こういった点が今後のSNSビジネスの明暗を分けていくのだろう。
先行優位性だけではトップをキープできないのが、ネット・ビジネスの面白いところでもあり怖いところでもある。

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